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《ネタバレ》 冒頭で、いきなりのヌードからの飛び降りで唖然。「お気楽な娯楽アクション」を勝手にイメージしていたので、いきなり出鼻をくじかれました。
その直後も、リッグスの登場シーンは銃での自殺未遂から始まるし、「えぇ?まさかの超シリアス路線?」と思いきや、マータフと合流してからは映画全体に明るさが戻ってきてほっとしました。 リッグス一人に焦点を絞ってみると、マータフやその家族との心の交流を通して一人の人間の心の再生を描いていることがよくわかります。 ただ、そのリッグスのキャラ設定は、本作の中で十分に活かしきれていないのかもしれません。もちろん、そのキャラ設定があったからこそ、ラストの「これはもう必要なくなったから、ロジャーに渡してくれ。」のセリフに温かい感動を覚えるのですけど、「あぁ、そういえばそんな設定あったなぁ」とも思っちゃうわけです。 映画全体としては「いやぁ、細い線だけどなー」と言って軽い気持ちでディクシーの聞き込みに行こうとしたら大爆発を起こしたり、特殊部隊のタトゥーが「この事件の黒幕はかなり危険」ということを暗に示唆していたり、アクションが始まるまでの盛り上げ方が上手で緊張感がありました。 砂漠でのやりとり、狙撃シーンもかなり好きです。 ただ、ラストのドタバタアクションが、なんとなくいまいちで、そこは少し気持ちが乗り遅れました。マータフが将軍相手に銃を打ち込むとこは超かっこよかったですけどね。 すごく良い作品だとは思うのですが、期待しすぎちゃってたとこもあり、(もっとリーサル感出してよ!みたいな・・・)なんか、・・・な~んかぎりぎりのところで気持ちが入り込みきれなかった感じです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-05-03 11:05:30)(良:1票)
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