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《ネタバレ》 原作未読なのが幸いしたのかもしれません。悪くなかったです。
『退屈で地味そう。』これが見る前の印象。山にも興味なし。でも長澤まさみが出ていたのでなんとなく・・・。 序盤から展開がスピーディでスリリング。更には三歩というヒーローの存在がエンターテイメント性を強くしています。 エピソードも盛りだくさん。ただし山岳救助のお話なので、どうしても辛いエピソードが多くなりがち。 特に前半は結構きつい。立て続けに二人も亡くなってしまう。 父と死に別れてしまう息子。息子と死に別れてしまう両親。泣き崩れる親族はたとえフィクションでも見ているのがとても辛かったです。 その一方、三歩と久美のやりとりはコメディタッチで面白い。辛いエピソードの合間に入れる二人の漫才のような掛け合い。緩急のつけ方が上手。ただ中盤から後半にかけてはシリアスな展開が多く、二人のやりとりも真面目な話ばかりになっていきます。ずっと雰囲気が重くて疲れちゃいます。そしてそのせいか、二人のシーンが前半は楽しかったのに、後半になるとややだれるんですよねー。 最後にこの映画を見た感想ですが、 『山なんて登るもんじゃねーな。』この一言に尽きます。 『また山においでよ。』はクレイジーの一言に尽きます。 【たきたて】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-04-12 09:15:15)
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