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《ネタバレ》 トンネル内の爆発、そして爆発に至るまでのシークエンス、それが個人的には本作のハイライトでした。金持ちの社長、売れない戯曲作家、うまくいっていない家族、息子を亡くした老夫婦、囚人、警備員、タクシー運転手、全く違う人生を歩んでいる人たちが、偶然同じ場所、同じ時、同じアクシデントにあってしまうという運命を感じさせるようなストーリーがとても好きです。
そして『インデペンデンスデイ』でも感じたことですが、映画でしか見られない映像世界を見られたとき、何とも言えない興奮を感じてしまうんです。トンネル内が爆発するシーンに酔いしれるなんて不謹慎もいいところですが、この現実離れしたシーンが見られることに喜びを感じてしまうんです。 だから『パニックもの』は好きなジャンルなんですが、多くのパニックものがそうであるように災害が起こるときのインパクトが強すぎて、中盤以降にちょっと物足りなさを感じてしまうことがあります。それでも全編通して、人の弱い部分、強い部分、醜い面、善良な面をバランスよく映し出してくれる作品はラストまで目が離せません。 そういった意味では、本作は傑作に近い良作でした。見る価値のある作品だと思います。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-12 02:26:18)
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