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《ネタバレ》 スパイじゃないけど、テイストはスパイもの。
チームのメンバーが『リーダー』『金庫』『パソコン』『ドライバー』『爆弾』、飛び入りで『メカニック』と、最小限に抑えたのは良かったですね。とは言え、ジェイソン・ステイサム以外のメンバーもめっちゃ運転上手くて、彼の個性は殺されちゃっています。 冒頭でドナルド・サザーランドがあっさり退場しちゃったのも凄く残念。 そしてエドワード・ノートン。素晴らしい小物っぷり。頭は良いが、意志が弱く、信念がなく、銃と暴力に頼り、スマートさの欠片もない。なんてわかりやすい小悪党。彼がしょぼければしょぼいほど、チャーリー一味のスマートさが際立ちます。 それに、今作のノートンは良い意味で存在感をノーマルにしてくれたので、最初気付きませんでした。正確に言うと、『誰だっけこの人?』くらいの感じです。逆に、なぜかジェイソン・ステイサムのほうが裏切りそうな人相していたので、最初のサプライズはものの見事に、はまりました。もしかするとこのサプライズに驚いていたのは日本で私だけかもしれませんが。 まあなかなか良作だとは思いますが、『スパイもの』としてはいたって平凡。突き抜けたところはありません。 無難にそつなく、面白くなってはいますが、映画そのものが『ミニミニ大作戦』といったところでしょうか。 キャストが豪華メンバーなので、内容的にはB級でも、雰囲気的にはA級のオーラでまくりです。 ラストはこれ以上ないくらいすっきりとした仕上がりで、良いんじゃないでしょうか。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-06-06 05:00:07)(良:1票)
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