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《ネタバレ》 わたしは‶ハキハキおりこうさん女児”が苦手でして、なんというか子供ながら計算してんなーというのが透けて見えるのがイヤなのです。ところが世間の大人たちからはこういう子は評価が高く、ホメられる存在なのですね。
本作のローダはまさしく典型で父親や大家のおばさんは彼女をべた褒めです。端から見抜いているのは品の良くない庭師のおっさんという。私はおっさんなのだな。 おっさんは果敢にも勝負を挑み、あえなく返り討ちに遭います。そこまで邪悪性を読み取れていなかったのですね。この場面恐ろしいです。 パティ・Mが巧くて、目の笑っていない笑顔とか本音を吐くときの恐ろしい顔つきとか、震えあがってしまいました。母親に追及されてごまかす時の良い子ぶりったら。ぱっと表情を切り替えて甘えて抱きついてくる・・寒気がします。 その寒気と闘うのが実の母親というのがまた可哀想で。わが子への愛情とで板挟みになるナンシー・ケリーも悲壮感たっぷりのやや大仰な演技で見せます。 ところでヘイズ・コードって良くないですね。しょぼくれたラストとオマケは作品には全くの蛇足です。インコの件で大家に死亡フラグが立った時点でエンドマークを出すべきでした。怖い映画としての完成度がより上がったでしょうに。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-12-18 23:47:41)(良:2票)
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