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《ネタバレ》 さすがに荷が重すぎたかな、と。
これって「ひろしがロボになった」話でもあり「ひろしが二人になった」とも言える内容なわけです。一方は記憶や性格のコピーで「生まれた」ロボット。つまり、「人の記憶をコピーした機械には人としてのアイデンティティは存在するのか」みたいな、攻殻とかあっちの領域のテーマに足を突っ込んじゃってるところがあるんですね。 しかし、本作が描こうとしているのはあくまで「家族愛・父親愛」。クライマックスシーンでロボひろしが息絶えても、ロボであるけどひとりの人間の死であることには違いないという倫理観には一切ノータッチ。あくまで家族の幸せのために身を呈した父親としてしか描いていません。 このテーマと素材の齟齬感が、どうもスッキリしない。 さすがにクレしんで、精神転送という、倫理を問われるアイテムを取り扱ったのは、マズかったんじゃないかと。 【Jar_harmony】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-12-27 10:51:43)
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