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《ネタバレ》 原作からの映画化というより邦画版のリメイクになっている。意味不明なでんでん太鼓とハローキティは日本起源ということを何気に示していたものか。
邦画版と同様にホラー映画らしい派手な場面はあまりなく、その分をストーリーで見せようとしているわけだが、邦画版を見てからだと筋立てがあまりに明瞭で、また簡素化したせいもあって大枠ばかりが目立つ感じになっている。その割に、途中で主人公が母親失格だなどと言い出すのが唐突で、この辺は消化しきれておらず半端な印象もある。また終盤では、問題の子どもが悪魔のように邪悪な意思をもって欲しいものを奪い取ろうとしたように見え、無心に母を恋しがる子どもの印象がなかったのも悲哀を感じさせなくなっているが、まあ外国製なので感覚が違うとすれば仕方ないかも知れない。 なお主人公がタンクの蓋を開けて覗く場面は、自分の知る限りでは2つの邦画ホラーで流用されており、これは日本の関係者にとっても印象深い場面だったようである。また娘が学校の便所で怪異に遭遇した際、個室に逃げ込んでいたのはいかにも日本風の行動で笑った。こんなところに籠っては、かえって逃げ場がなくなることをアメリカ人も思い知った方がいい。 【かっぱ堰】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-11-07 23:31:42)
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