脳内ポイズンベリー の かっぱ堰 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ノ行
 > 脳内ポイズンベリー
 > かっぱ堰さんのレビュー
脳内ポイズンベリー の かっぱ堰 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 脳内ポイズンベリー
製作国
劇場公開日 2015-05-09
ジャンルラブストーリー,コメディ,ファンタジー,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作マンガは読んだことがない。「インサイド・ヘッド」も見ていない。
ラブコメとのことだが大笑いするのは脳内世界のやり取りの方で、現実世界の三角関係は特に笑えるものではない。若い男には全く共感できないが、その場で怒ってくれなければわからない、という発言だけはそうだそうだと支持してやりたくなった。また編集者の男が変にいい人なのは怪しく見えたが、本心を小出しにしておいて信頼感を出すという手法は嫌いでない。終盤でキレたのを見ると普通にまともな男だったようで、ここは普通に感動的だった。
しかし問題なのはヒロインが全く好きになれないことで、序盤でこそ少し可愛げがあると思っていたが、一体何をどうしたいのか本人にもわからないというのが非常に苛立たしく、こんな面倒くさいのに惹かれる男連中の気が知れない。後に改善されたのだろうが、ラストの顔など見るとまた同じことを繰り返すのではとしか思われず、どうもあまり深入りしたくない(やるだけ損する)人物像のまま終わってしまった。ちなみに最後に鉢合わせした男の靴は編集者と似た感じだったが、こんなのに関わるのはもうやめろとこの男には言いたい。

そのほか脳内キャラクターでは、ネガティブの人(この人が「吉田」ではないのか?)が強烈なのは期待通りとして、「衝動」を子役がやっていたのも説得力がある。最後に子どもらしく泣くのを周囲の大人が慰めている図は、作中でいわれる「衝動」の本質を表現していたようで、ここも何気に感動的だった。また黒い女は「本能」というのが定説らしいが、自分としては脳内会議の不得意な「断行」だけをして結果は度外視、または単に「暴発」という感じに見えた。ちなみにこの役は主演女優の二役だったようである。
かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-10-07 20:25:48)
かっぱ堰 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-04-12クイーン・イン・ザ・ミラー -女王の召喚-5レビュー5.00点
スペルズ/呪文5レビュー5.00点
ミラーズ 呪怨鏡5レビュー5.00点
スペードの女王7レビュー6.66点
2025-04-05鼻炎4レビュー3.66点
2025-04-05おるすばんの味。6レビュー6.00点
2025-03-29午後3時の悪魔5レビュー5.50点
2025-03-22君たちはどう生きるか(2023)6レビュー5.94点
2025-03-15インフル病みのペトロフ家5レビュー5.00点
2025-03-08狭霧の國7レビュー7.50点
脳内ポイズンベリーのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS