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《ネタバレ》 幽霊に借りを払って――。ハロウィンの夜、七歳になる一人息子がそんな言葉だけを残して忽然とその姿を消した。警察による懸命な捜査にも関わらず、犯人どころか少年の痕跡すら発見することも出来ないまま、ただ月日だけが流れていく。父親である大学教授のマイクは当然諦めることも出来ず、私生活を犠牲にして懸命に息子の行方を追い続けるのだった。だが、何も手掛かりを得られることなく息子が失踪してからもうすぐ一年の月日が過ぎようとしていたそんなある日、マイクの回りで不可思議な現象が起こり始める。居なくなったはずの息子の声が何処かから聞こえてきたり、息子が最後に持っていた玩具がいつの間にか机に置かれていたり、何かを訴えかけるような息子の幻が見えたり…。「きっとあの子が何かを伝えたがっている!」。改めて調査したマイクはやがて衝撃の事実を知ることになる。自分の息子以外にもハロウィンの夜に失踪した子供たちは何人もいて、そのほぼ全ては二度と見つからなかったという事実を。いったい息子は何処に消えてしまったのか?最後に呟いた謎の言葉の本当の意味とは?そして、息子は無事に両親の元へと帰ってくることが出来るのか?ハロウィンの夜に居なくなった子供を追って不可解な世界へと迷い込むことになる父親の恐怖を描いたホラー作品。毎度おなじみニコラス・ケイジ主演のB級感満載のそんな本作、あまり期待せずに今回も鑑賞してみました。まあ正直微妙でしたね、これ。とにかくお話のテンポが悪く、息子が失踪する以外これといった事件も起きないままだらだらと展開していくので途中の中だるみ感が半端ないです。その合間に何度も怖がらせイベントが発生するのですが、これがまた今までホラー映画で何度も何度も見せられてきたようなベタなものばかりで、古臭いったらありゃしない。また脚本も雑。途中で急に現れて何もすることなく唐突に死んじゃうあの霊媒師はいったい何のために出てきたのでしょうか。最後のオチもありがちなよくあるもので面白くもなんともありません。そして、本作の最大の欠陥はホラー映画なのに全然怖くないってとこかな(笑)。
【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 4点(2017-11-08 13:17:47)
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