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《ネタバレ》 実の父親による娘への性的虐待事件を捜査するうちに、社会の背後で暗躍する悪魔崇拝教団の存在を嗅ぎつけた刑事。高度な催眠療法を駆使する精神科医とともに事件の核心へと迫ってゆくのだが、社会の闇の中に強固な繋がりを持つ狂信的な信者たちに逆に追い詰められてゆくというお話。男臭い刑事を演じるのは嵌まり役のイーサン・ホーク。父親から性的虐待を受けたという娘役に人気女優エマ・ワトソン。監督は、『オープン・ユア・アイズ』や『アザーズ』で有名なアレハンドロ・アメナーバル。というわけでけっこう期待して今回鑑賞してみたのですが、正直微妙な出来でしたね、これ。なんだか事件の概要が漠然としすぎていて、主人公である刑事が何を目的に捜査しているのかいまいち分かりづらいんです。おまけに相棒となる精神科医の催眠療法で過去を探るという捜査手法の扱いも極めて中途半端。ラストで明らかとなる事件の真相も分かったような分からないようなで全然すっきりしません。集団ヒステリーや社会的な不安心理、そして何人かの人々の利己的な嘘がありもしない悪魔崇拝教団を作り上げていた?そうかもしれませんが、ちょっと説得力が…。この監督らしい、ダークで陰鬱な雰囲気は良かったので5点。
【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2019-05-09 19:30:59)
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