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《ネタバレ》 SFホラーの記念碑的作品。宇宙船内の密室劇は起伏があって面白いものの、テンポがのろい。指揮命令系統が部門ごとにはっきりしなかったり命令を無視したりのバラバラ。
リプリーの役回りは従来の添え物的ヒロイン像を脱している。冷静沈着だが時には動揺し、感情を発露しながらも戦う姿を通じ、新たな女性像を確立した。 ねっとりした体液を垂らす粘着質のエイリアンは斬新な造形に見えるが、かつてO・ウエルズのラジオドラマ「火星人襲来」で、V字型の口から涎を垂らす情景が語られており、昔からモンスターに対して抱くアメリカ人のイメージが具現化されたのかなと感じた。部分的に見せられると不気味だが、最後に全体像を見たら「化物の 正体見たり 枯れ尾花」で、なあんだと言う気分。 猫のジョーンズは和みキャラという印象。緊迫感を和らげ、最終的な生存には一安心する。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-14 14:57:22)
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