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《ネタバレ》 カンボジア内戦の実相を捉えた臨場感・緊迫感が秀逸。ドキュメンタリー調の中にもドラマを織り込んでおり、戦争に巻き込まれた人々の苦悩がよくわかる。
大使館に避難する人々とプールで泳ぐ風景との鮮やかな落差。クメールが進攻してプノンペンに近づけばVIPはのうのうと車で逃げる。逃げ惑う人との対比はいつの世も変わらぬ権力者と弱者の関係。 後半1時間は新生カンボジアの過酷な実態を垣間見る思いだった。「解放者だと思ったら新たな弾圧者だった」・・・歴史は繰り返す。 プランの逃走時、墓標のような枯れ木群が現れ足元には白骨が・・・作品を象徴するシーンが主題を訴える。音楽は時に邪魔している。「イマジン」含め終盤の感動を誘う演出は、それまでの流れから脱線気味の印象。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-26 17:47:43)
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