| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 シン・ゴジラはまだ「もっと酷いのも数多くあるし、これもありっちゃありか」と言う面もあったけど、シン・ウルトラマンは無しですね。
以下、昭和オヤジの繰り言と思って下さい。 小学生時代、ウルトラマンに熱中したのは子供心を刺激する要素に満ちていたからです。バルタン星人の「我々は地球に住む」に対してハヤタ隊員が即座に「いいでしょう」と答える(もちろんこれは「君たちが地球の風習になじみ、地球の法律を守っていくのなら」の条件付きだが)、ザラブ星人の「好奇心は身を滅ぼすよ、ハヤタ君」と言うセリフ(これは本作でも使われたけど、取ってつけた感が強い)、一つ一つに心躍らせる要素があった。が、本作は全て改悪している。怪獣を禍威獣、科特隊を禍特対と醜悪な読み替えをする、また例によってセリフはいたずらに饒舌で大人な理屈(いやこれは庵野監督流の屁理屈)に満ちている。戦闘シーンのカタルシスにも乏しく「おお、これは凄い」と思わせるシーンはニセウルトラマンとの戦いくらいか?ゼットンは思い切り盛り下がった。おかしな理屈を捏ね回すだけのリメイクはもうこれで終わりにしてほしいです。 個人的にはニセウルトラマンはあの釣り上がった目と尖ったブーツこそが命なんで、本物の完コピじゃダメですね。。。 【ぴのづか】さん [映画館(邦画)] 5点(2022-05-13 16:44:38)(良:2票)
ぴのづか さんの 最近のクチコミ・感想
|