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《ネタバレ》 衝撃のラスト(笑)はご存知のとおり。でもそれだけではなかった。公開が15年前であることを鑑みても、演出が古臭い、というか映画自体が妙に古臭いんですよね。森田芳光監督と言えば、斬新な演出が光る80年代の映画の数々、その後も(ハル)あたりまでは時代を先取りした着眼点で、常に邦画界の先駆者だったと記憶していますが、あれから時が経ち、皮肉にもその時代の変化に乗り遅れて、迷走しているような印象すらうけます。中居くんもねぇ・・模倣犯とか知能犯というよりも、ただの無能犯にしか見えんし。唯一の褒めどころは、山崎努さん。まさに原作の有馬義男のイメージそのもので、当然うまいし、存在感は抜群です。でもひどい出来栄えの本作では、一人存在が浮きまくっていて何だか痛々しい。ちなみに宮部みゆき氏の原作は名作です。文庫全5巻を数日で一気読みしたくらい面白かったです。でもそれすら意味なしフォローにしかならないのがなんとも虚しい。
【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 2点(2017-07-05 23:38:58)
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