白昼の決闘 の すかあふえいす さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ハ行
 > 白昼の決闘
 > すかあふえいすさんのレビュー
白昼の決闘 の すかあふえいす さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 白昼の決闘
製作国
上映時間130分
劇場公開日 1951-09-21
ジャンルドラマ,ラブストーリー,ウエスタン,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 再見。やはり何度見てもいい。
西部劇というよりは、「風と共に去りぬ」を彷彿とさせるロマンス、愛憎劇。

ほんとに凄まじいというかアホらしいというか、原題/邦題の通りクライマックスの「決闘」で物語は締めくくられる。

ただ、同じキング・ヴィダーの西部劇「星のない男」「テキサス決死隊」といった作品がアクションの充実した作品だったのに対し、本作は終盤までドラマで魅せる。
今までのヴィダーのファン&セルズニックが制作という事で期待した人も多かっただろうね。まあ俺は純粋に哀しい恋愛映画として楽しめたけど。2時間40分はあっという間だった。

戦後におけるモダニズムの錯綜、混血女性への人種的偏見、それを超えた恋、縄張り争い、哀しき殺し合い。
雄大なスケールに多くの登場人物、それが一人ずつ死んでいくって過程が切ない。制作のセルズニックは残酷な三角関係を撮らせたらピカイチだな。まあ監督に指名されたヴィダーが怒るのも無理は無いくらい色々問題点もあるけど。

冒頭の高らかに踊るヒロインを打ちのめす悲劇と銃声、一触即発を物語る馬が押し寄せる瞬間の緊張(派手な戦闘にならなかったのがやっぱりマイナスに見られたのだろうか)、酒場で引き起こされる銃撃と殺人、リリアン・ギッシュの母親として女として耐え続ける凛々しさ、なんといっても岩場における決闘。

「愛しているからこそ私が殺してあげるの」と恋人だった男の暴走を止めるため、馬にまたがり、ライフル片手に断崖の上に送る視線と狙撃、一撃!
俺はこういう映画に弱いのです。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2013-12-17 11:36:40)
すかあふえいす さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2017-06-15トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男9レビュー7.11点
エリン・ブロコビッチ9レビュー6.92点
2017-06-06美女と野獣(2017)9レビュー7.22点
2017-06-06LOGAN ローガン9レビュー7.01点
2017-06-06ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス9レビュー6.87点
2017-05-27見えざる敵8レビュー7.00点
2017-05-27ドリーの冒険8レビュー6.25点
2017-05-27これらのいやな帽子8レビュー4.00点
2017-04-25アルジェの戦い9レビュー8.00点
2017-04-24怪盗白頭巾 前篇9レビュー7.00点
白昼の決闘のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS