| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 知的好奇心が満たされ、ひたすら面白い。
登場人物わずか7人、1.5個の立方体のセットだけで、スケールの大きいSFが出来るとは。 回想や外界の描写もなく、謎を残したまま終わるストイックな映画だが、 一から十まで説明して幻滅するよりはスマートな割り切り方だと言える。 町工場のネジがスペースシャトルに使われるように、末端の集合体が複雑な現代社会を形成している。 見えない巨悪に陰謀論を掲げようが、真実を知るすべのない不条理。 しかし、サヴァン症候群の精神障害者によって出口を見つけられたように、 必要とされていない人間などこの世にいない、という微かな可能性も提示されている。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-03-22 21:10:30)
Cinecdocke さんの 最近のクチコミ・感想
|