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俺たちダンクシューター のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 俺たちダンクシューター
製作国
上映時間90分
劇場公開日 2008-08-09
ジャンルコメディ,スポーツもの,スポコンもの
レビュー情報
《ネタバレ》  ウィル・フェレル主演作の中では本作が一番好き……と言いたいのですが、ウディ・ハレルソン演じるエドの方が実質的な主人公に思える内容だったりする為、ちょっと困っちゃいますね。

 とはいえ「途中で主役交代しちゃう出鱈目な映画」ではなく「ギャグパートの主人公はウィル演じるジャッキー・ムーンであり、シリアスパートの主人公はエドというダブル主人公物」だと解釈すれば、良く出来た作品だと思います。
 バスケシーンも意外と本格的だし「観客を増やす為に色んなショーを行う主人公達」という場面が、試合の合間の程好いアクセントになっている。
 チャンピオンリングを掴んだベテラン選手だけど、優勝の際にはずっとベンチウォーマーだったというエドの設定も良いですね。
 彼が「試合に出てなくても、俺はプロとして戦った」と演説し、チームの意識改革を行うシーンはグッと来たし、完全なギャグ路線かと思って観ていた自分に、心地良い不意打ちを与えてくれました。

 そんなエドと、チームで一番才能がある若者のクラレンスとの衝突と和解が描かれ、次第に二人が師弟関係のようになっていく展開も良い。
 クライマックスではリーグの首位チームであるスパーズに勝利する訳だけど、恐らく当時は戦術として確立されていなかったであろうアリウープを駆使したお蔭で勝利出来たって形になっているのも、上手かったですね。
 1970年代の世界を2000年代に描いたからこその利点をフル活用している感じで、ちょっとズルいけど説得力がありました。

 クラレンスがスパーズの誘いを振り切る形で、主人公チームのトロピックスを選ぶ場面を劇的に描いたのに、試合後には結局スパーズを選ぶのは拍子抜けとか「背の低い人々には、この世に生きてる理由がない」なんて歌詞の曲を楽しそうに唄う場面は流石に引いちゃったとか、欠点と呼べそうな場面もチラホラあるんだけど……
 「おふざけギャグ映画かと思ったら、意外としっかりしたバスケ映画だった」というサプライズも含めて、満足度は高めでしたね。
 劇中曲の「ラブ・ミー・セクシー」も、最初に聴いた時には何とも思わなかったはずなのに、エンドロールにて流れた際には(これは名曲では?)と思ったりしちゃったもんだから、全くもって不思議。

 それと、ラストの台詞「どこかな、クマちゃん?」は最初意味が分からなかったんだけど、今になって考えるに、あれは映画館だからこその「映画館の中に、劇中で逃げ出したクマがいるかも知れないよ」という、上映中の暗闇に包まれた観客に対しての、恍けたメッセージだったんでしょうね。
 その辺も含めて(これは、出来れば映画館で観たかったなぁ……)と思えた、意外な掘り出し物の一本でした。
ゆきさん [DVD(吹替)] 7点(2019-01-30 11:02:20)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 5.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.12
このレビューの偏差値 62.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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