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《ネタバレ》 拒否反応的にこの映画をdisっている人が多いけど、まあ仕方ないよね。最初のラブシーンはノンケにはかなりきついし。ただ、正直ゲイとかノンケとか関係ないfundamentalな人間の心を描いた作品だと思う。モノクロ→カラーモノクロ→カラーでファイの心理を象徴的に演出したり、ピアソラのタンゴの合間にザッパを挟んだり、監督はセンスの塊だなあと感じた。チャンがファイの声を録音して最南端の灯台で聞くシーンと、最後の台湾の屋台のシーンは本当に好き。旅行と音楽と色彩が好きな自分に見事にハマった映画。あと、ウィンが終始艶めかしくて、しかもゲイであることのリアルさが追っかけてきてずるかったです。
もう一点とても重要なことだと思うけど、この映画はファイとチャンの関係をはじめ、全てを語らないから素晴らしいと思う。「結局どういうこと?」の答えを逐一明かしてしまうのはセンスない。情報を与えるのではなく思考や感情を動かすのが良い映画だと自分は思う。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 9点(2018-05-17 02:16:40)
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