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《ネタバレ》 初鑑賞は、夏休み深夜のBS放送だった。
簡潔ながら練り込まれた物語と難解な台詞回しに頭の中がこんがらがりながらも必死で展開を追いかけ、 結局鑑賞後に胸に残ったのは、作品が貫徹する独特の緊迫感と冷ややかさだけだったのがいい思い出だ。 初見では物語の主題や展開を理解するには至らなかった。 だがそれはともかくとして、「何かえらいクールな映画を観たなあ」という思いにはなった。 その後何回か鑑賞する機会があり、それでようやく本作の主題等が理解できるようになった。 それでも未だに少佐の葛藤や悩み、それらを超越する為の人形遣いとの融合については、理解しがたいところもある。 おそらくこれからの人生でまた何度か鑑賞し、そのたびに色々とまた違った感想や理解を得るのだろう。 公開から二十数年、何回も鑑賞したくなる映画という点で、やはりこの映画は傑作なのだろう。 【nakashi】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-04-21 12:06:58)
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