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《ネタバレ》 相当に手酷いバッドエンドだと思いますが、描き方自体はこのラストだけはかなりサラっとしているのですよね。モチロン、狙ってのコトだと思います(ココをネットリ描いたら、本当に絶望したまま終わってしまうことになるでしょうし)。ただ個人的には、そこまでがかなりシリアス、で在りながら一方では十分にハートフルにも描かれた総じて非常に密度の高いお話だったのに、ラストで少し肩を透かされたというか、若干ながら「描き切れていない」と感じたのも事実なのですよね(少しバカリ「遠慮」とでも言うモノが感じられた、と言いますか)。
しかし、それを含めても十二分に優れた映画だった、とは思います。今作から10年ほどが経過し、それこそ昨今、このジャンルの映画とゆーのは供給過多とも言えるホドに大量生産されていますが、シンプルでコンパクトながら要点を確実・着実に押さえた本作は、ある種このジャンルの基準点とも言ってよいクオリティを備えている、とも思いました(前述どおり、私はラストだけはややしっくり来ていないのですケド)。一番好きなシーンは、ギャレット・ディラハントが「ダウン症の子供を養子にする人間などいない!」と法廷で叫ぶシーン。心に突き刺さる、強烈な言葉でした(逆にココは「遠慮」が無かったですね)。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-05-31 20:50:21)
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