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《ネタバレ》 彼は、僕らの青春の象徴だった。それは、彼が高校時代に既に完成されていて、おそらく今後もずっと彼で在り続ける、だろうからだ。彼はきっと、僕らにとって故郷の様なものだった。何年か前に会った彼も、変わらず彼のままだった。でも、そんな彼ももう居ない。僕も、そろそろ前に進まなくては。非常にシンプル、そして爽快な青春映画だったかと思いますですね。
好きなシーンは、木村の家での朝とか。佐々木とは対照的に、3人の中ではひとり木村だけが人生を前に進めている。その証しを手にした時にこぼれた涙は、不甲斐ない自分に対するものか、それとも自分よりもっと進むことができなかった佐々木に対する憐憫か。もうひとつ、あまり女っ気の無いムサい映画なのですが、所々出てくる女優さんは結構可愛いのです。特に可愛かったのが、萩原みのりが主人公に謝るシーン。「アレはワタシが間違った」実にイイ表情でした(久方ぶりにビビッと来ました)。熱いラストも、私は(全部ひっくるめて)好きですね。 【Yuki2Invy】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-12-17 18:47:42)
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