ナバロンの嵐 の K&K さんのクチコミ・感想

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ナバロンの嵐 の K&K さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ナバロンの嵐
製作国
上映時間118分
劇場公開日 1979-02-10
ジャンルアクション,アドベンチャー,戦争もの,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 “Force 10 From Navarone”『ナバロンから第10部隊へ』…とかかなぁ?バーンズビー中佐率いる特殊部隊『フォース10』は、橋を爆破する任務を任されていて、そこにマロリーとミラーのナバロン島メンバーが、旧知のスパイ・ニコライ暗殺任務で、ユーゴスラビアに同行する…と。
今回ナバロン島全く関係ないです。マロリー版ジャック・ライアンシリーズみたいな感じだけど、シリーズ・タイトルにずっと『レッドオクトーバー』を付けてるような感じですかね。そもそもニコライなんて居たっけ?『~要塞』の、アンナの上官?キャストも全とっかえで混乱しますが、映画自体が前作から17年経ってて、ビデオもない時代だし、当時の人は多分誰も気にしないでしょう。
オープニングで前作の要塞爆破シーンが入ってます。巨砲が海に落ちるシーンは新カットかな?

多分ですね、この映画が、私が最後まで観た、一番最初の洋画だったと記憶しています。当時8歳で、ゴールデン洋画劇場で放送されてて('82年4月だって)、普段だと寝かされる時間でしたが、最後まで黙認してくれてました。たぶん父がこの映画を観たかったんでしょうね。
怖がりな子どもで、撃たれた血とかは大丈夫でしたが、パルチザンのマスクの二人が怖くてねー。もしマスクを取る場面なんてあったら、そこでリタイアしてたかもしれません。この火傷の跡のある、無しは、要塞のアンナの背中のオマージュですね。
ドイツ軍がモロに戦隊モノとかの悪の組織な印象で、ワイヤーカッターで首斬られるのとかも、アレは悪い奴らだからって平気でしたね。8歳児強し。

ディア・ハンターと同じ'78年の戦争映画にしては、戦場描写がのんびりしているように思います。まるで'60年代の戦争映画な印象。当時はリアル志向とかニューシネマとか、観終わってズシンと来る映画が多かったからか、きっと制作陣も意図的に“戦争を舞台とした古き良き明るい冒険活劇”にしたんでしょう。
ストーリーは全然覚えてませんでしたが、フォース10がバタバタやられて、最後バーンズビーだけになってしまうのも思いきった決断。きっと特殊部隊の映画ではなく冒険映画なんだって、バランスを取るための措置でしょう。白人だらけのユーゴでの潜入任務なのに偶然にも黒人ウィーバーが入るのも、ハラハラ要素として面白いです。マリッツァやレスコバー、マスクの2人も、映画の意外要素として掻き回してくれました。
ダム爆破から崩壊までの間と、脱出を諦めたマロリーとバーンズビーが、やっぱり駆け出すところとか、成功したあと、絶望的な孤立無援状態でも、明るく前向きに脱出について話し合ってる終わり方とか、とても心地よいです。映画観終わって「あぁ面白かった!」って思える終わり方って、やっぱ良いですね。
K&Kさん [地上波(吹替)] 7点(2024-10-05 16:41:22)★《新規》★
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投稿日付邦題コメント平均点
2024-10-06スパイダーマン27レビュー7.12点
ロサンゼルス6レビュー5.42点
2024-10-05スパイダーマン(2002)6レビュー6.34点
2024-10-05ナバロンの嵐7レビュー6.33点
2024-10-02キング・コング(2005)4レビュー6.91点
2024-10-02狼よさらば8レビュー6.47点
2024-10-01キング・コング(1933)7レビュー7.71点
2024-09-29真昼の決闘10レビュー6.72点
2024-09-23椿三十郎(1962)9レビュー8.14点
2024-09-23カーズ22レビュー5.78点
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