| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 学生の頃に原作を読みました。うろ覚えだけど夢探偵パプリカの活躍が面白かったです。でも後半の壮大な戦いが、何が起きてるのか頭の中の理解を超えてしまい、意味が解らなくなった記憶があります。
しばらく経ってあのパプリカが映画化されるとあって、あの壮大な戦いがどのように映像化されるか?映像だと理解できるものか?が気になっていました。 最初観たときは原作のボリュームに比べて物足りなさを感じましたが、今回は単純に映像表現の素晴らしさに感心してしまいました。 粉川の夢表現から素晴らしい。これぞ夢っていう夢。たくさんの自分と同じ顔が迫ってくる。崩れ落ち続ける被害者。進みたくても進めない廊下。そしてオープニング。摩訶不思議なテーマ曲と、常識を無視して自由自在に動き回るパプリカに、まさに掴みはオッケーでした。悪夢のパレードも不思議で不気味で見応え充分です。 「浮かれ浮世の憂さ晴らし~♪」うろ覚えだから原作の後半もこんなだったような気がする。もう少しデビルマンの最後みたいな派手な戦いだったような気もしたけど、よくアニメでここまで表現したなって、素直に感心しました。そうかぁ~、映像化すると、こうなるのかぁ~…気持ち悪。 映像化したら観たかったのが、夢表現ともう一つ、大人の敦子が少女のパプリカに変身する様子です。原作では鏡の前でソバカス付けてメイクしてパプリカに変身したって記憶がありますが、映画だともう一人の別人格として、敦子とパプリカはそれぞれ独立して出てきました。敢えてそうしたんでしょうけど、敦子の変身過程、観たかったなぁ。 【K&K】さん [DVD(邦画)] 6点(2025-03-23 17:18:12)《新規》
K&K さんの 最近のクチコミ・感想
|