海外特派員 の K&K さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > カ行
 > 海外特派員
 > K&Kさんのレビュー
海外特派員 の K&K さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 海外特派員
製作国
上映時間120分
劇場公開日 1976-09-25
ジャンルサスペンス,アドベンチャー,戦争もの,モノクロ映画,ミステリー,ロマンス,スパイもの
レビュー情報
《ネタバレ》 ~Foreign Correspondent~邦題のまま。
序盤はコメディタッチ。帽子を何度も無くすぐうたら社員が、平和愛好家のキャロルとバタバタして最後ラブラブに…なんて思っていたが、ヴァン・メア殺害事件からサスペンスに急展開。傘に隠れた逃亡劇はこの映画イチの名シーンだ。
“小文字のfが2つのフォリオット”登場、ホテルでの逃亡劇まで軽快にサクサク楽しめたが、フィッシャー氏が観客に向かって語りかける反ファシズムのメッセージ辺りから、内容はどんどん重くなっていく。
終盤ハバストックが、次々と戦況を伝える記事をアメリカに送り、最後はロンドンがドイツ軍に空襲される中、アメリカにヨーロッパ戦線の参戦を促すラジオ実況メッセージを送り続けて終わる。

先任特派員のステビンスは遊んでばかりでやる気なし。主人公はアメリカではサボってばかり。ジョン・ジョーンズという平凡すぎる名前だけど、ハントリー・ハバストックという名を与えられ、ヨーロッパの現状を見て正義感に燃えた。
彼はJ.Jと書かれた旅行カバンに新しい名前のイニシャル“H.H”と書き直していた。
H.Hは~His Holiness~の略で、ローマ教皇とか最高宗教指導者の事を言うらしい。
海外特派員の報告は神のお告げと同義。ファシズムとの戦いは聖戦と同義。アメリカも参戦しようって、意図があったのかもしれない。

言葉の通じないラトビア人が実は大物で…ってホッとする展開を予想してたのに。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-30 13:45:05)
K&K さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-26男はつらいよ お帰り 寅さん5レビュー6.97点
2024-04-25コーダ あいのうた6レビュー7.36点
2024-04-25PLAN 756レビュー6.75点
2024-04-24男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花<特別篇>3レビュー4.92点
2024-04-24静かな生活5レビュー5.20点
2024-04-24男はつらいよ 寅次郎紅の花7レビュー7.76点
2024-04-10カメラを止めるな!8レビュー7.36点
2024-04-04志乃ちゃんは自分の名前が言えない6レビュー6.22点
2024-04-04男はつらいよ 拝啓車寅次郎様4レビュー5.85点
2024-04-03ゴジラ(1954)8レビュー8.20点
海外特派員のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS