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《ネタバレ》 -THE EXPENDABLES-“消耗品”。
かつて映画ファンを熱くさせたあのヒーロー達が、当時の世界観のままに年齢を重ねて登場。まるで同窓会の会場で扉が開く瞬間のような、そんな映画。 もうね、ドルフ・ラングレン≒イワン・ドラゴって刷り込まれてる世代には、スタローンとラングレンが再び共演するってだけでワクワク。そんなに出番は無いっちゃ解っていても、シュワルツェネッガーやブルース・ウィリスも登場するってなったら、もうフェスティバルのカーニバル。更にリー・リンチェイにミッキー・ロークと容赦ない豪華ラインナップ。もう2000年代のアクションスター、ジェイソン・ステイサムでさえ小僧に見える。 夏休みのまんが祭りの『マジンガーZ対デビルマン』や『ウルトラマンVS仮面ライダー』、畑は違うけど『U.S.A.for AFRICA』や『猪木VS馬場』みたいなモンで、内容がどんなに塩っぱくても、薄っぺらくても良いんです。もうこの、本編を見る前の期待感から、映画は始まってるんです。 最近のバリッとした2010年のアクション映画だけど、薄~いメッキを剥がしたら、あらら80年代のアクション映画そのまんま。 自虐的なタイトルから連想されるように、全盛期からおよそ20年以上も経って、当時と同じことをしてる馬鹿馬鹿しさ。 話次第では将軍と協力して共に戦う事も出来ただろうに、アタマは使わず己の肉体だけを使い、ただただ敵を倒す単純さ。 この映画を観ると、自分たち(アメリカ)の正義を一方的に押し付ける80年代のアクション映画が、どうして廃れたのかが見えてくる。 そこまで含めての自虐映画だと思う。 スタローンがこの映画を作ってくれたことに満点を付けたいけど、5~7点を目指して作られた映画に10点は失礼なんで(そうか?)、7点にさせて頂きます。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 7点(2022-01-09 14:48:07)(良:1票)
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