そして父になる の K&K さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ソ行
 > そして父になる
 > K&Kさんのレビュー
そして父になる の K&K さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 そして父になる
製作国
上映時間120分
劇場公開日 2013-09-28
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 愛情を注いで育ててきた子供が、実は血が繋がってなかった。本当の子は別な親が育てていて、子供たちを本来の親が育てるべく交換することを考える。6年も経ってから。
重たい。観る前が辛いですね。どう考えても、2人の子供、父と母の4人。それぞれの考えや思いがあるから、ドロドロの修羅場になることが目に見えています。映画は自由な趣味の時間に、明日からをより良く過ごすために、観たいものです。なので、観る前から重たいのが想像できる作品は、気分が耐えられそうなタイミングで「ヨイショ!!」って気合い入れてから、観ます。

でも本作は福山演じる“野々宮良多が抱えた問題”に主題を絞ることで、作品自体に嫌悪感を抱くことなく、関心を持って観る事が出来ました。そう、良多を除く残り3人が大人なんですよ。4人の中で、一番社会的地位のある良多が、一番大人らしい対応が出来てないんです。もちろん他の3人も、それぞれ苦悩があり、妻であるみどりの苦悩は垣間見ることが出来ますが、基本、良多の成長の物語なため、観ててシンドイって気持ちを抑えることが出来ています。
家族に対し自分の意見を一番に通そうとする良多に対し、雄大は常にゆかりの意見を尊重して、夫婦で意見が食い違うと、ゆかりの意見を立てる姿勢がとっても大人でした。

なかなか埋まらない子供たちとの溝。特効薬のように上手い方法なんてなくて、時間をかけて築いていかなきゃいけない新しい親子の関係。この二組の家族のその後の選択は、結果的に観る者に委ねられましたが、タイトルが回収しています。「そして父になる」。
琉晴に言った「あっちのパパ」と「本当のお父さん」。子供は父親の事を“父”とは言わない。良多は“自分のための子供”という考えを捨てて、“子供のための父親”になろうと、ようやく決心が出来たんでしょうね。
K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2025-02-04 21:42:37)《新規》
K&K さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-02-04ロッキー5/最後のドラマ3レビュー4.93点
そして父になる7レビュー7.11点
2025-02-03ファイヤーフォックス5レビュー6.07点
2025-02-02麻雀放浪記9レビュー7.31点
2025-02-02白と黒のナイフ8レビュー7.04点
2025-01-30シムソンズ5レビュー7.34点
2025-01-29ロッキー4/炎の友情5レビュー6.28点
2025-01-27チャイナ・シンドローム7レビュー7.41点
2025-01-27逃走迷路7レビュー6.07点
2025-01-27ロッキー37レビュー5.87点
そして父になるのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS