里見八犬伝(1983) の K&K さんのクチコミ・感想

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里見八犬伝(1983) の K&K さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 里見八犬伝(1983)
製作国
上映時間136分
劇場公開日 1983-12-10
ジャンルアクション,アドベンチャー,ファンタジー,時代劇,アイドルもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 子供の頃CMを観て、「日本映画なのに凄いSF超大作が出来るんだな」って感心したっけ。英語の歌だったし。
初見はテレビだったけど、内容イマイチ覚えていないんだな。最後の決戦で宇宙刑事ギャバンの人があまりにアッサリ殺されて「えぇ!?八犬士弱っ!」って思ったっけ。そのシーン以外すっかり忘れて再鑑賞。記憶だけでレビュー書けば7点くらい付けてたかも?あの歌懐かしいし。

今観ると敵のアジトのセットも、当時のギャバンや戦隊モノの、ちょっと豪華(広い)なくらいかな。チープだけど、ああ観えて結構お金掛かってるし、当時のハリウッド娯楽作にも似たようなレベルのセットはあった。
問題は音。音楽と音響。場違いな軽い音楽と、アニメなんかでよく聞く「キュピーン!」とか「ズバァ!」とかって、有り物のワンパターンな効果音。あの音のせいでチープ感が増してると思ったね。ハリウッド作品は同じようなチープな特撮でも、音で迫力を出すこともある。

この映画のワクワク・ポイントが、静姫のもとに次々と八犬士たちが集まってくるところ。毛野と信乃&浜路の犬塚兄妹の背景は素晴らしかったけど、全体的にダラダラし過ぎ。洞窟にいた2人とか適当過ぎて扱いも雑。どうして1人子供なのかとか、説明があっても良さそうなものなのに。まだギャバンの人の方がキャラが立ってたわ。
第2のワクワク・ポイントが最終決戦。八犬士のカッコいい戦いっぷりに注目したいところ。少年ジャンプ黄金パターンで1人また1人と命を落としていく犬士たちだけど、ホント毛野と犬塚兄妹、あと道節くらいしか印象に残らない最後。136分の長時間なんだから、もっときちんと見せ場を創れたと思うんだけどな。岩を支えるのに犬士2人も使う贅沢仕様。う~ん…

テーマソングを丸々一曲使ったキスシーン…ってか、よく観たらラブシーンだったのね。顔のアップばかり延々流れる不思議な時間を堪能できる。
エンディングは爽やか。みんなの声が聞こえるジャンプっぽさも心地良い。走る馬の上で真田広之(JAC)と手を結ぶ薬師丸ひろ子(18歳のアイドル)凄い。あの状態であんな素敵な笑顔が出せるなんて、さすが一時代を築いた人だわ。
K&Kさん [地上波(邦画)] 5点(2022-07-27 00:32:18)
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