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《ネタバレ》 かなり昔に観たこの映画を、このところ立て続けに鑑賞している。
遺体が出てくるとはいえ、映画はコミカルな雰囲気で始まる。 それが、後に犠牲者となる主婦が洗濯物を干している辺りから次第に影を帯びてくる。 その辺りが絶妙で、みているものは知らぬうちにダークな世界に引きずり込まれてしまう。 音楽も秀逸で、ソ・テユン刑事が初めて登場する時の不穏な音楽(かねの音みたいな曲)が後々の雲行きを表している。 丘の上の女性が出てくる頃にはすっかりシリアスなドラマと化す。 ラスボスか、と思わせる三人目の容疑者が 虫も殺さないような風貌の美青年(おまけに本を読むインテリ?)という意外さが効いている。 それにしても、トイレの臭いまで漂ってきそうなあの雰囲気は、まっさらで清潔をモットーのような邦画は絶対に出せない味。 明日、また観ることになりそうだ。 ※分からなかった所 1.ヨングが足を怪我したあと唐突に映る焼肉は? 2.冒頭の少年。最後の少女とリンクしているのか? 3.グァンホがいきなり錯乱したのはどうしてだろう? 【有為子】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2022-01-10 03:16:10)(良:1票)
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