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レビュー情報
《ネタバレ》 かなり希少なハンガリー映画ですが、まごうことなき変態映画です。全体が3部に分かれています。最初は変態的な自慰に勤しむ唇が割れた青年下等兵の話。蝋燭の火で自分の体をいぢめてる映像から始まり、彫刻刀で削り取られたような唇の裂傷の凹凸の陰影が、炎により照らし出されて卑猥な感じで反則気味なのですが、その後いきなり、ちんぽから火炎放射器のように火を噴いたプレーには、呆気にとられると共に大笑いしました。木造の家の外壁の節穴にグリスを塗りオナホールにしてたら(無茶しやがって...AA略)、鶏に外からつつかれて更に大笑いでしたが。しかしこれは一人で見てたから笑えるけど、人と一緒に見たら辛いかもなぁと。ファミリーにはお薦めできません。次に、話は一気に飛んで、大食い選手権となります。フードファイトの間にゲロをしまくるのですが、そもそも食い物がゲロ並みにまずそうで、その食べ方も、ゲロの方がまだきれいだわと思うほどで、あまりに酷くて笑ってしまうというものです。なぜかフードファイター達が白いTシャツの上に、レスリングウェアを着用してるところもポイント高いです。最後は神経質そうな剥製師の話です。動物の肉から皮を捌く、ある種洗練された職人芸ですが、きちんとグロテスクです。ここで最後のオチを言うのは控えますが、やはり変態映画だなとおもわせるとともに、ちょっと高尚な後味も残しました。3部に分かれた短編それぞれが、どうつながってくるのかな?途中からそれを期待しながら見ていたのですが、結局、何もつながらずに終わってしまいました。で、少し調べてみると、これは、親子3代の話らしいのです。それがわかるような説明が作中にあったかしら?3編の共通点を考えるに、人体と欲望がテーマなんでしょうね。
【camuson】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-03-30 17:50:26)
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