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《ネタバレ》 かつてヒーロー「バードマン」(バットマン風)として人気を博した老いた映画俳優が、ブロードウェー舞台劇に主演兼演出で打って出るというような話です。業界の裏側を見せ、かつ、劇中劇と劇中現実の境界を曖昧にさせるところなどは、「脳内ニューヨーク」の感覚に似てるかなと思いました。なにせ、男女ともに、個性と主張の強い、濃ゆい人だらけで、仕事がらみだけでなく、元妻、元彼女、現彼女、子供までが、関係入り乱れて応酬を交わすので、飽きる暇が無いです。場面が変わるところでも、映像処理で長回し的に繋いだことも、テンポの良さに貢献しています。プレ講演だからとアドリブで暴れまくる人気俳優、そいつが娘にちょっかいを出すなど、主人公から見て、かなりムカつく役をムカつく顔の人が好演(後で調べると、日本語も話せるナイスガイらしい、それだけなりきって好演してたということですね)。「バットマン」の映画を見たこともないし、マイケル・キートンを初めて見ましたが、前知識が皆無でもメチャクチャ楽しめました。随所で笑えます。
【camuson】さん [DVD(字幕)] 9点(2023-03-08 18:39:05)
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