転校生(1982) の camuson さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > テ行
 > 転校生(1982)
 > camusonさんのレビュー
転校生(1982) の camuson さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 転校生(1982)
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1982-04-17
ジャンルドラマ,コメディ,ファンタジー,青春もの,学園もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 石段を一緒に転がり落ちたのがきっかけで、中学生男女の心と体がお互いに入れ替わってしまう、ドタバタ青春ドラマです。中身が入れ替わる男女の役を、尾美としのりと小林聡美が演じています。二人とも当時は17才くらいですが、尾美としのりはあどけなさが残っていて可愛いですね。一方、小林聡美は今の方が可愛いくらいです。当時は日に焼けていて、松崎しげるみたいな顔をしています。お世辞にも可愛いとは言えません。当時は男女が入れ替わるというアイディアは、奇抜で、破廉恥で、新規性があったのでしょうが、今からすると、アイディア一本勝負でひねりがなく、話の展開も想像の範囲内で意外性がないのですよね。入れ替わった後の演技をわかりやすく、かつ、演じやすくするために、作者の世代が考えるところのステレオタイプな男子像、女子像を演じさせ、また、作者自身のノスタルジーも反映させたのでしょう。セリフ回しも古臭く、不自然な印象を持ちました。入れ替わる前はそうでもなかったので、違和感が大きくなりました。二人の両親役の佐藤允、樹木希林、宍戸錠、入江若葉らが、貫禄の演技を魅せる中で、不自然さが目立ちました。こういう細かいところに気持ちが行ってしまうのも、作品の肝の部分を面白いと思えなかったためでしょう。その後のこの分野の発展故に、アイディア自体に新味がなくなったこともありますが、定型的な笑いがメインで、不意打ちがなく一本調子で、リズムも良くない気がしました。でも、劇場では、思った以上に、笑い声が聞こえたので、いい意味でのマンネリに対する需要があるのかも知れませんし、一回りして新鮮味があるのかも知れませんね。
camusonさん [映画館(字幕)] 4点(2024-08-05 17:19:36)
camuson さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-03-29ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア8レビュー7.36点
es[エス](2001)6レビュー6.78点
彼岸花9レビュー7.86点
ロフト.(2008)7レビュー5.80点
素晴らしき哉、人生!(1946)7レビュー8.33点
2025-02-10アンダルシアの犬7レビュー6.24点
2025-02-10ブラックホーク・ダウン9レビュー6.65点
2025-02-10告白(2010)8レビュー7.03点
2025-02-10父、帰る5レビュー6.75点
2025-02-06ルックバック6レビュー7.66点
転校生(1982)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS