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平成ゴジラ(デストロイアまで)の中で、傑作といえる作品。ゴジラとの戦いの最中、ひょんなことから生まれたビオランテにより、二大怪獣の板挟みになる人類の構図がよかった。それも、このビオランテは「ひょんなことから」と書いたが、実際は人間の願望が引き起こした行動の結果という、話にうまくかみ合った怪獣。デザインもかっこいい。二度に渡る戦いの末、昇天するビオランテ。そして、人類に何かを教えて去っていくゴジラ。この後ろ姿は結構、好きなシーン。ただの怪獣映画でなく、実は一方で「命の存在」についても語るこの二体。(といっても、お互い人をばんばん殺しているが)このさりげない演出がにくい。最後に一つ…このビオランテの存在が、VSスペースゴジラの際に引っ張り出されるのはちょっと醜かったと思う。そういう意味で-2。この作品自体はすばらしいのだが…
【オメガ・ネオ】さん 8点(2002-12-29 22:54:52)
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