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レビュー情報
30年前、チャップリンとキートンの名作をリバイバル劇場公開した企画がありそのときに集中して鑑賞しました。その中でもこの作品は鑑賞2回目にもかかわらず新鮮な驚きと感動を覚えました。どんな映画でも上映中の何秒かは集中力の切れることがあったのですが「モダンタイムス」にいたってはそれがありませんでした。「ティティナ」を歌う名シーン。カンニング用のカフスを飛ばしてしまい踊るふりをしながら探した後、ざわつく観衆を静止させるしぐさは固唾を飲んでスクリーンを観ている私たちへの静止でした。私たちはスクリーンを観ているのではなく「そこ」にいました。チャップリンの歌声を耳にしたとき映画の中の観衆と共に私たちは心の中で歓声を上げていました。喜劇王チャップリン。名作を鑑賞するたびに新鮮な驚きと感動を覚えます。そして大切なことを教わります。
【天地 司】さん 10点(2003-04-22 15:01:38)(良:1票)
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