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何かの予兆を感じさせる異常現象のシーンはなかなか面白かったのですが、地球の核に向かって探査艇が出発するあたりから緊張感が薄れてしまいました。おそらく登場人物の設定がわかりさあこれからというところで次々と命を失っていくので少し物足りなかったのかも。この手の映画では悪ぶってるいい人とか、自分を犠牲にして皆を生かす人とか、不安と恐怖におののいているだけのお荷物みたいな、それでも最後まで生き残る人とか出てきますが、この映画ではそれぞれの登場人物に感情移入できる前に死んでしまいなんだか肩透かしのようで、最後まで淡々と観てしまいました。探査艇の操作訓練がとても大変そうで、学者や博士の体力気力で任務がつとまるのかどうか?と身を乗り出して観ていたら出発後の艇内はとても快適そうで少し拍子抜けしてしまいました。表情に未知への不安や恐怖がありません。学者や博士はもともとそういう感情が理性によって抑えられているといえばそれまでですが・・・。作品のテーマと鳩や太陽光線、放電など異常現象のシーンに(期待以上で)10点。地底シーンに(期待はずれで)マイナス5点。合計5点=ビデオでも良いかも?
【天地 司】さん 5点(2003-07-13 17:20:19)
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