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難解、眠い、でもすばらしくアーティステックな映画。押井監督言うところの共産圏の血中濃度が高いデザインも好き。でもなんといっても見ている人の心理を逆手に取ったカラー構成に驚いた。見ている側のいる世界がまるでバーチャルの世界のように感じさせる思い切った構成です。モノトーンに見慣れてその世界が現実視されたころに、本当は現実のはずのカラー画面に転じる…。視聴者はまるで自分のいる世界がひょっとすると幻ではないか?と思わせる演出の妙技!押井監督のキーワードはやはり「幻」。アヴァロンでは視聴者も巻き込んでしまった氏の演出力に脱帽です。
【komo】さん 8点(2002-10-10 21:56:20)
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