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レビュー情報
まだドラッグに溺れてないし、初々しいジュリエット。まだ売れてないし、今でも演技の下手なジョニー。それから売れてないけど、素晴らしい演技をするプリオを観ることができます。彼は「豪華客船沈没大活劇」「古典文学現代風」で売れに売れ世界中の男達を敵に回し?世界中の女性をはべらかし?鼻高々に我が儘を行っている今日ですが、この作品を初めてみたときは、膝から崩れ落ちました。とんでもねーすげー演技をしやがる!!どこのなんてヤツだ。家族とはこの広い世の中において、大喧嘩をするけども唯一、仲直りが可能な絆です。どんなにいがみ合おうと、常に同じ血が流れお互いの気持ちが通じ合う仲なんだと教えられました。ハルストレムの心温まる人間味溢れた映画製作の原点はここにあるし、プリオの演技力の原点もここにあります。傾向的にこういう映画を求める私の原点もここにあります。もしこれから先に、ハルストレムとプリオの組んだ映画を観ることができるのなら、間違いなく私の生涯最後に観る映画としてもいいでしょう。
【あまぬま】さん 10点(2001-06-19 22:03:18)
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