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うーむ、どちらか一方の視点に片寄って描いていないからこそ、最後の女同士の「和解」に納得がいくんじゃないかなあ。「離婚・再婚」を女の視点から描いたものとして、なかなか良く出来ていたと思う。再婚というのは、男にとっては「妻」を変えるだけかもしれないけれど、女にとっては、「家庭」を失うことであり、新しい家庭の一員として責任を持つこと。サランドンもロバーツも、互いの心境がわかるからこそ、この転換がスムーズにいかないわけで。この映画で情けないのは、エド・ハリスの演じた亭主よ。このへん、男にも言い分はあるだろうし、苦労もあるのだろうけれど、夫の苦悩は描かれていなかった。新しい「母」に子供を頼むと言い残してゆかねばならないサランドンの演じた「元妻」の無念さを、痛いほど理解できるロバーツだったから、この映画は美しいのだと思う。
【ぶんばぐん】さん 8点(2001-01-28 09:56:11)(良:1票)
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