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たまたま三浦綾子さんの新約聖書入門を読み終えた後にこの映画を見ました。この映画はミラー(トム・ハンクス)をイエスに、ライアンを我々1人1人になぞらえていると思います。確かに第二次世界大戦は全人類の罪にも匹敵するほど惨いものですし、ミラーがライアンに伝えたことはイエスが自らの命と引き替えに人類に残したことでしょう。特殊任務班の規模、臆病者でイライラさせられた通訳、ミラーの職業や命日など、十二使徒とのアナロジーを観客が“多少”意識するように作られている気がします。なので私は結構、じーんと来ました。聖書の知識やその本を読んでなければ、ただの戦争映画として見ていたと思います。ちなみに特殊効果でアカデミー受賞だけあって戦争映画のみとしてみても結構楽しめますよ。
【学ぶ生きもの】さん 8点(2003-03-26 00:50:46)
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