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アメリカやアメリカ人にとって「ベトナム」とは、何だったのか?答えは今もって分からない。いや、そんな簡単に答えなど出せない。答えを出すことの出来る人間は、戦場へと向かった人間のみだろう。それゆえに、戦友同士は互いに暗黙の了解がある。それは決して他人が理解出来ず、入り込めない。「英雄」の条件とは何か?自らの危険を顧みず、勇気ある行動をとる事がそうなのだろうか・・・。もし、その行動が仲間を傷つけるような事になっても「英雄」なのだろうか?戦闘における「英雄」の定義は、まさにあいまいである。この映画において、それを問うあまりにいくつか矛盾したことが起きる。軍の責任問題がいつもあいまいになるのは、いつものことだが、それがあまりにも単純すぎやしないだろうか?トミー・リー・ジョーンズのキャラクターが弱すぎる。せっかくの演技力がキャラの弱さで、台無しである。ガイ・ピアーズの方がよっぽど目立っていた。何十年にも及ぶ思いが、たった2時間で解決など出来ないであろう。
【mmm】さん 7点(2000-09-04 01:26:06)
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