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ネタばれあり。原作を読んでから見ると2点、映画だけ観れば6点。前半のパニック描写はよくできている。が、この作品最大の失敗は、別れた看護婦やマリトなど原作にない女模様を絡ませメロドラマ化しちゃったことだ。渡瀬恒彦の「パパ~」も蛇足。また、①吉住が辿り着いて仲間と再会するのは、本来はアルゼンチン(チリだったっけ?)の南端なのに、映画ではどこだかよくわからず、南極までどうやって渡ったんだ?などと誤解を招いていたこと、②ミサイルの放射能(原作では中性子で、よりリアルで怖かった)が結果的に地球上のMM88を消滅させたことの説明が不足で、何でみんな生きてんだよ!と理解できてない観客も多かった、といった脚本の甘さからくる描写力不足が露呈してたのは残念。脚本と監督が別人だったら、もっといい作品になったのに。
【レミー・キルミスター】さん 6点(2003-03-21 18:56:36)
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