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これは戦争を題材にしているが、戦争映画ではない。予備知識ほぼゼロで見始めた。太平洋戦争物はあまりすきではないので少しいやな予感はあった。やはり戦争映画としての娯楽性は殆どなかった。それでも2時間50分のわりには退屈しなかった。映像美がそれなりに心地よかったからか?ただし、その映像にかぶさるモノローグは哲学的思索めかしているが、べつに奥行きも深みもあるわけではない。目新しくもない。ある種の人々が大好きなお題目にすぎない。3つばかり出てくる戦闘シーンもたいしたものではない。あきらかに日本兵が弱すぎる(爆)。とにかく戦争物ということでダイナミックなアクションを期待してはいけない。スタッティック(静的)な戦争映画といえば、「パットン戦車軍団」が思い浮かぶが、あの作品はエンターティメントとしての面白さにも事欠かなかった。残念ながら「シンレッドライン」は中途半端な自己満足映画以上にはいかなかったようだ。
【投石器@甲斐】さん 4点(2003-06-05 00:22:04)(良:1票)
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