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ぶちのめされるほどのショックを感じた映画は、後にも先にもこの映画しかない。恐竜の存在は知っていても、どんな走り方をするのか、どんな捕食方法で獲物を捕らえ、知能はどの程度なのかなど、漠然としていた恐竜観がリアルな映像とCGの技術で明白にされた、まさに20世紀を代表する映画ではないだろうか。ライトが当たると瞳孔がひらく、調理場のドアに近づいたラプトルの鼻息がガラスに白く映る、エリマキトカゲに似た恐竜が首をかしげるなど、命を与えられた動物の息づかいが生々しく描かれている所は、驚きと言うほかない。本当はどこかで恐竜を蘇生させて、実写でこの映像を作ったんじゃないかと思わせるくらいのインパクトがあった。大げさではなく、ジュラを越える映画はたぶん出てこないでしょう。
【ふとっちょ】さん 10点(2003-06-14 08:55:28)
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