2.ストーリー性はほぼ無い。ミス処女コンテストで選ばれた美女のくだりは直球で、保守主義批判やら資本主義批判やら。コメディみたいなスタート切ったくせに思想に溺れてて完全にすべってるし、これみよがしにしか見えない。水兵やら女船長やらのくだりにいたっては、どうしたいんか分からん。このくだりも同様にあちこちに社会批判やら政治批判、何か記録フィルムとかもカットインしてくるからそんなんからも何か考えろと。こっちは大した学もねえし、雑把な感覚でしか捕らえられん訳で、答えあるか分からんような健康体操とかまでこっちは必死に咀嚼してんのに、そんな中で砂糖やら嘔吐やらカルトみたいなシーン入れられて、「dont think feeeel!」みたいな事されても無理やわ。どっちかにしようや。快楽の白い粉の中で絶頂に達し、死すらも麻痺させ、性的興奮すらも象徴してしまう魅惑の「スウィート」という感覚。見た人全ての価値観を根底から揺るがすようなインパクトに届けと本当に願うなら、そこに集中してほしかった。 散漫な印象を受けた。