6.すさんでいた少女が表現すること(劇団に入る)によって解放されていく話。障害者と一緒にするのはまずいかもしれないけど、宮城まり子の一連の『ねむの木』ものの映画をちょっと思い出した。市民社会から排除された者が「表現すること」で元気をつけていくという点では似た力学。ドキュメンタリーの強みもあって、あっちは優れた映画になったが、こっちは劇団仲間に魅力がなく、ストーリーがヒロイン一本だけで細く、話が拡がらなかった。ヒロインは自分から劇団に来たのに(ま、行くところがほかになかったし、ここも半分そういう更正施設を兼ねてるらしいけど)それにしちゃ、愛想がなさすぎる。秘書の応募に来たところを演じよと命ぜられ「私は働いたことがない」と爆発するが、あれは「市民社会ってのがどんなもんだか、まったくわからないので不安なんです」って裏打ちのある叫びに聞こえなくちゃいけないとこだろう。ただの「困った少女」でしかなかった。原案・脚本・監督ヤニック・ベロンって女性。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-02-15 09:46:06) |
5.この映画のビデオのパッケージには「エマニュエル・ベアールはアナルを見せることも辞さない迫真の演技」と書いてある。その宣伝文句に惹かれて、この映画を観たわけではないことを、ここに書き記しておきます。 【永遠】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2006-04-01 22:04:29) |
4.エマニュエル・ベアールはあんなに美しいのに(画家のきたのじゅんこの描く天使に似ている)、汚れ役を恐れず、むしろ進んでガンガンやるのが凄い。タイトルからしてポルノちっくな作品かな?と思っていたけれど、全然違った。性描写を期待して観るような方はきっと肩透かしを食らうと思う。フランス的なデカダンさと病的な感じが好きな方にはいいのではないかと。でも逆にデカダンさそのものを求めて観ると、半端に感じると思う。 【ひのと】さん 5点(2004-01-26 18:07:18) |
3.期待しては落とされ、期待しては落とされ、というかんじ。もちろん最後は落ちて終わる。パッケージがエロなのは、客集め?それとも日本でレンタルされているビデオはカットされてるんでしょうか?どちらにせよエロがなくても十分伝わってくるので構わないけど。私は好きだけど、人には勧めないと思う。 【パルコ】さん 7点(2002-07-02 20:09:17) |
2.ありきたりな設定ではありますが、いかにもフランス映画な絶望感がいいですね。同じ題材でもアメリカ映画だとこうはいかないでしょう。エマニュエル・ベアールは・・・これだけの美人も汚れなきゃ正当に評価してもらえないなんて悲しいですね~。 【♪】さん 7点(2001-05-03 01:39:55) |
1.なんたって、エマニュエル・ベアールが無秩序な少女な訳だから、それ相応の期待(?)をしたんだけど・・・皆さん、パッケージのイメージだけでビデオを借りるときにはご注意を! 【イマジン】さん 3点(2001-02-13 12:22:40) |