1.女性パイロットに扮したミシェル・ヨーが活躍する戦争アクション映画なのですが、ハッキリ言ってあまり出来は良くありません。戦争モノということで、陰惨になりがちな作風をコミカルタッチで和らげようとした試みは良いと思うのですが、そのせいか映画全体の緊迫感は薄れてしまっていますし、クンフーアクションも全編同じトーンで構成されているので、クライマックスの見せ場も全く盛り上がらずに終わってしまっています。悪役に魅力ある俳優を据えているのに、彼らとの絡みも全て消化不良に終わっているのも残念至極。ミシェル・ヨーのインディ・ジョーンズ顔負けのロープ捌きだけが見ものでしょうか。