6.《ネタバレ》 観初めて少ししてからずいぶん前にチラっとだけ観た記憶が蘇りました。
今回キチンと観まして、キャシーがどっかの路地裏でスリップ姿になった時に「あーこの人・・・」となり、唐突に時間軸が行ったり来たりの映画だったんだと。
またしてもユアン・マクレガーのダメ男を鑑賞する映画でございまして、もう笑っちゃいます。
今回は自堕落だけど女にはモテる、絶倫ダメ男です。
ユアンくん演じるダメ男ジョーはいらなくなると、都合悪くなるとなんでも運河に捨てちゃうんです。
でもエラの息子が運河に落ちた時はなりふり構わず飛び込んで助けたの、助けたいと思えば飛び込める人なんです。
次から次へと相手かまわずやりまくってたのは罪悪感とか不安からひと時でも解放されたいみたいな心理からじゃないかと思うんです、その手段は人それぞれでジョーの場合セックスだったんだろうなぁ。
旦那さんにバレたとわかった途端に離婚に積極的になり、だんだん態度が大きくなっていくエラ。真っ赤な口紅をベタベタ塗り付けるとこなんてもう醜悪極まりない。
私、ジョーよりエラに嫌悪を感じてしまいました。
口紅を付けながら手早く調停すませてさっさと離婚だわさなエラを見るジョーの冷めた目が印象的でした。
ジョーはあの後どうしたのかしらね、警察に出頭して真実を話し、留置されるのは間違いないんで、中にいる間に事件の経緯やその前後でも手記にまとめれば作家としてかなりの手応えを得たんじゃないかなんて思わずにはいられなかったです、はい。