3.《ネタバレ》 すべての登場人物がコソコソと何かしている話。誰もが自分のプランだけはコソッと済まそうと思っていたのに、とんでもない殺し合いになってしまってうわー、というラスト。
マーの殺害場面しかり、こういう一瞬で勝負するタイプの作品は、集中して画面を凝視しなければ途端にわからなくなるため、このごろ苦手です。疲れます。あ、夏だからバテているし。
これがもし2時間あったら、休憩入れないとキツいなあ、と思う。
なんというか、バラエティに富んだ拷問方法をこれでもかと見せられた感じがする。どいつもこいつも他人をいたぶるが、ハゲが息子の仲間を丸刈り裸にして極小の檻に閉じ込めていたのが最もキツかった。何か「西太后」を思いだす。中国四千年の歴史である。
ダメ刑事のサアが偶然から命拾いし、冷徹な美人警部は一発も撃てずに車の中でもだえているだけという皮肉な最後。誰の側にも立たないニュートラルさ。
拷問シーンが苦手な人を除けば一度は見て損は無い作品。あっ私は拷問苦手だった。