1.少年隊の主演の「19 ナインティーン」(1987)の方じゃないっすよ。
実話を基にしたって事なんですけど、怖いなぁ、こんな事あるんだなぁ。
淡々と無表情で行われる静かな暴力は実に生々しく怖い。
でも、そのほとんどが武器や凶器を使わず鉄拳制裁によるものなので、それほど陰湿には見えないのがとても良い。
この辺、どことなく北野武作品に通ずるところがあるかな。
あッこの監督さん、”ポスト北野武”と呼ばれているんですね、ちょっと納得。
色気がない、というか女性がまったくと言っていいほど出てこないのも潔い。
あまりにも唐突に訪れるラスト、彼らのその後が、もの凄く気になるのはちょっとなんなんですけど・・・なかなかの良作です、って22歳で初監督作品にしてコレですか、凄いなぁ・・・。