1.《ネタバレ》 いつもハチャメチャなキャラで人気を博したサタデーナイトライブ出身の怪優ジョン・ベルーシ。人気が出れば必ずやってくる、まともなキャラのドラマ。彼の場合はロマンティック・コメディの本作でした。
おそらく、ファンの受けは決して良くなかったのでしょう、当時、公開されたことも気づかずビデオ屋で偶然見つけたのが鑑賞のきっかけです。内容は当時によく見られた、別な世界に暮らす彼女とともに生活するうちに…というお互いにいがみ合いながら最後はひかれあうストーリーです。こちらのレビュワーさんたちからは決して評価は得られない作品かもしれません。
でも、彼の死がなければ、もしかするとトム・ハンクスやビル・マーレイのような名優へのステップアップを果たしていた可能性を感じさせる貴重な一本です。
この作品がきっかけなのか彼の仕事への志向が変わったのかわかりませんが、彼の出演作が一気に減ったので、映画会社側が何らかの形で見限った可能性がないわけではありませんが。
面白い、面白くないとは別に、一人の俳優の通過点としてみておいてもいい作品だと思います。