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CHiLDREN チルドレン

[チルドレン]
2006年上映時間:104分
平均点:5.67 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
ドラマサスペンスコメディ小説の映画化
新規登録(2008-02-15)【すべから】さん
タイトル情報更新(2018-08-06)【イニシャルK】さん
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監督源孝志
キャスト坂口憲二(男優)
大森南朋(男優)
小西真奈美(女優)
加瀬亮(男優)
三浦春馬(男優)
田口浩正(男優)
近藤芳正(男優)
相島一之(男優)
國村隼(男優)
渡辺典子【女優】(女優)
原作伊坂幸太郎「チルドレン」
脚本後藤法子
美術大庭信正(装飾)
録音松本昇和
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6.《ネタバレ》  映画は映画、本は本。いつもそうは思っているのだが、やはり本の方を読んでしまっていると驚きや意外さというものは半減してしまうことが多い。これは当たり前なのだが、やはり本がおもしろかったりするとどうしても映画も観てみたくなるのは人情では無いだろうか。
 で、この話もそうだったのかというと必ずしもそうではなく。本の方はびっくりするほどおもしろかったと言うほどでは無く、微妙な味わいだったと私は感じた。要注意であるが、私は感じた、と言うだけであって万人が微妙だったと感じるかどうかは微妙である。これの前に同じ作家の「砂漠」という小説を読んでいて、これが大層おもしろかったからである。始めにこちらのチルドレンを読んでいれば大層おもしろかった可能性は高い。

 そういう訳で、映像化されたらとんでもなく面白くなってしまうかもしれない期待をしつつDVDを借りてきた訳だが、非常にこぢんまりとまとまっていて凄く面白い二時間ドラマくらいの感じかなと思ったら、実際にそうだったらしい。

 静かに演じる俳優たちが、実に味わい深くて見終わるのが何となく惜しいと思わせる感覚は原作作家の味わいそのままで、何となくウキウキしてしまった。
黒猫クックさん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-07 20:44:18)
5.原作は未読だが、伊坂幸太郎の特徴であるきめ細かい描写を映画化するのは難しいだろうね。
暗い感じの小西真奈美もエンディングでは、前向きな感じで終わったところは評価したい(小西真奈美ファンとしてはほっとした)。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 5点(2012-03-10 21:30:00)
4.伊坂幸太郎の原作の世界観をどれほど踏襲できているのかは、原作未読のためはっきりしない。
おそらくは、もっと物語の本質を際立たせる文体の巧さが味わえるのだろうと想像する。
しかし同時に、伊坂幸太郎流の、子供と大人の狭間の少年たちを描いたドラマ性は、この作品からも充分に伝わってきた。
テレビ映画らしく特筆するほどのインパクトは無いが、面白いドラマだったとは思う。

ただし一方で、もう少しこの原作者らしいミステリアスを孕んでいるものと期待してしまった部分もあり、そういう部分での“薄さ”は正直物足りなかった。
先輩家裁調査官の“とんでも”ぶりの裏に隠された真意など期待させる部分があっただけに、案外すんなりと爽やかに終わったなーという印象を持った。
まあ、だからと言ってその顛末が作品として悪かったというわけではないのだけれど。

機会があれば原作も読んでみたいと思う。
たぶん原作を読んでしまうと、この映画作品の評価は下がってしまいそうだが。
鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 6点(2011-06-17 16:45:09)
3.《ネタバレ》 原作は未読。伊坂作品のいかなる作品の1ページも読んだことはない。
ストーリーはほとんど理解できるが、全体的に漠然としており、言いたいことが分かるようで分からないメッセージで構成されている。しかし、駄作なのかと問われれば、そうでもないように思われた。完全に頭で理解できるメッセージではないが、心の中に何かが残るように感じられる。ぼんやりとはぐらかすような描き方であり、核心部分に触れてなさそうに思われるが、実は静かに鋭く核心に迫っているのではないか。
子どもに対する接し方については、明確な答えは存在しないのであり、本作のようなぼやっとした描き方は実は正解に近いのではないかと思う。
真似することは難しいが、大森の役柄のように子ども目線で接するのも一つの方法だろう。坂口の役柄のようにストレートにマジメに向き合うのもまた一つの方法だろう。國村の役柄のような方法で子どもと心を通わせるような“奇跡”もあり得る。「ダメな奴はいつまでもダメだ」と諦めて突き放すことは簡単かもしれないが、それでは子どもの心に傷が残り、大人になってもその傷は癒えない。難しいかもしれないが、手を差し伸べないと何も始まらない。本屋のオヤジのアプローチも好ましいものだ。万引きしたからといって「謝りなさい」と言って謝らせることには意味がなく、少年の存在を認めてやることであの少年も変わることができたのではないか。
小西の役柄については結局スルーするのかと思ったが、ラストであれほどコンパクトにまとめるのはなかなか上手いことをすると思われた。印象深くまとめられており、冗長に説明するよりも多くの想いを語っている。
坂口の役柄についても子ども時代については何も語られていない。もちろん非行をするような子ども時代ではなかったと想像できるが、悪いことをしていないにも関わらずすぐに謝る姿勢、日焼けサロンに篭り外界との遮断を試みている姿、料理にこだわる姿、週末に一人で過ごす姿をみると、彼も心に何かを抱えているものがあるのかと想像できる。
もちろん大森の役柄についても同様なことを感じさせる。
原作に何かが書かれているのか、それとも何も書かれていないのは分からないが、そのように感じさせることが演出家・脚本家としては必要なことだろう。
映像に描かれていることだけではなくて、それだけではない+α的な要素が加味されていることは評価したい。
六本木ソルジャーさん [DVD(邦画)] 7点(2010-02-02 22:22:04)(良:1票)
2.一年位前に原作を読んだが、確か原作は5つの短編で時間が前後していたはず。今回の話の中で銀行強盗と高校生の誘拐の話はあったし覚えているけどそれ以外の部分は原作からとったのだろうか。まああっさりした感じは原作の雰囲気が出ていてそれなりによかったと思う。
HKさん [DVD(邦画)] 6点(2008-06-22 19:43:56)
1.もともとWOWOWドラマだったのを劇場公開したものらしいのだが、なんとも安っぽい三文ドラマでした。伊坂ファンとしては到底いい評価は下せません。
劇場公開するなら、それだけのものを作ってほしかったです。あまりにも安すぎる。薄すぎる。ヒロインの扱いはあんなんでいいのか?
すべからさん [DVD(邦画)] 4点(2008-02-16 16:33:14)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4116.67%
5116.67%
6350.00%
7116.67%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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